腕からの血は気にはならない。 もう1度飛び上がってあの男の目の前まで行った。 血が足りないのか、一瞬ふらついたその隙に、あいつが空いている左腕で傷口を抉ってきた。 「いっ…」 「やはり痛いか」 そう言って笑う。