あの丘の上で【上】



「愛ちゃんを、解放しなさい!」


その声に、目の前の友達の目が徐々に開く。


「…ん?雪菜?…え、私、え?」


一ミリも動かない自分の体にびっくりしているのか、この状況がわかっていないのか…、両方だろう。


「愛ちゃん、すぐに助けるからね!」


「えっ、体が、え?勝手に…」


愛ちゃんの右腕が光った。