あの丘の上で【上】



「あっ、次の次、借り物だ。
俺行かなきゃ。ゆき姉ちゃんはそのまま帰ってこないよね。」


「行ってこい、借り物は地獄だぞ?海斗。」


佑樹がそう言った。


確かに、借り物のお題は毎年変わったものが多い。


海斗も高瀬さんも知っててこれを選んだのではないだろう。


「海斗、高瀬さん、御愁傷様。」