あの丘の上で【上】



でも、いつもより耳元で聞こえる声は少し嬉しそうだった。


「ゆき姉ちゃん、僕の母さんのこと調べるんだよね?どうするの?」


「どうしようか?何にも考えてないよ…。」


「それは後でね。もう遅い、そろそろ帰ろう。」


父さんの言葉に時計を見るともう11時だった。