あの丘の上で【上】



「では、本部まで行ってきます。」


そう言って、体に付いている機械を外し、立ち上がろうとした時、病室に1人の男が入ってきた。


「その必要はないよ。」


高瀬さんはその人を見て固まった。


「下野君…」


父さんがそう言った。