あの丘の上で【上】




「…これから、仕事の前に下野さんのところへ行きます。
能力者の隠蔽は重罪です。下野さんが海くんの能力を隠した理由を聞いてきます。」


「ゆき姉ちゃん、本当にその体で行くの?やめてよ!」


海斗の悲痛な叫び。


それに対して、彼女は


「海くん、心配しないで大丈夫だよ。私は強いからね。」


そう言って笑った。