あの丘の上で【上】



僕たちも向かい側にすわる。


「俺は彼女の主治医だ、小さい頃からのな。」


「小さい頃からって、そんなに悪いのか?あいつ。」


親子が一番話しやすい、ここは佑樹に任せよう。


「いや、彼女は病気じゃない。」


「じゃあ何なんだよ?」


「…俺は能力者じゃないからよくわからないが、能力は生命力を使って発動するらしい。彼女は毎回、能力の使いすぎによる生命力の低下で倒れ、運ばれている。」