「へっ?あ、…お邪魔してます?」 そう言うと、その人は一瞬ぽかんとした後、笑い出した。 「あはは、面白いね! でも、僕そろそろ行かないといけないから。 ごゆっくり。」 そう言って彼は丘を下って行った。 その後ろ姿をぼーっと見ていると、 講堂の方から拍手が聞こえてきた。