あの丘の上で【上】



「桜ちゃん、いきなりごめんね?」


紅茶を淹れながら高瀬さんが言った。


「今度はお正月に帰るって言ってたからびっくりしたけれど、こんなサプライズだったらいつでも大歓迎よ。
お帰り、雪菜ちゃん!」


2人の会話は親子を感じさせたが、同時に何処か違和感を感じた。


ただの漠然とした違和感。