あの丘の上で【上】



「お願い、ちょっと我慢して!」


と言って僕たちを引っ張ると、抱きついてきた。


と思ったら、いつの間にか場所が移動していた。


「え…何が起こったの?」


すると息苦しそうに呼吸をしながら、高瀬さんが喋りだした。


「…感知されたの、能力を使ったことが。…結界はしっかり張れてたからあり得ないはずなのに…」