「うん。でも、俺はまだ生きてると思ってるんだ。」 「…どうして?」 「お墓参りもしたことがないし、家に遺影もないんだ。 …父さんは母さんが大好きだから、そんなことはあり得ないんだ。 …それとね声が、聞こえるんだ。」 「声?」 「…母さんの、声が。」