森に抱かれて



喫茶店のテーブルに、佐藤と智子が横並びに座り、向かいに要と美咲が座っている。

「…と、いうわけで、今月から僅かながらも、家賃を納めたいんだけど、どうかな?」

と、神妙な顔で佐藤が要を見る。

「それって、二人で一緒にここを使う家賃って事は、結婚するって事?」

と、美咲は佐藤と智子の顔を交互に見る。

「ああ。いずれは」

照れ笑いで佐藤が答える。

「うわっ。おめでとっ!良かったね、謙太郎っ」

「ありがと」