「あ、美咲さん」 美咲が戻って来たのを見て、レジに行き、封筒を取り出し、美咲に差し出す。 「これ、昨日の売り上げです」 「ありがと。じゃ、またね」 「はい。要さんにも宜しくお伝え下さい」 「うん、伝えとく。これからも、謙太郎をフルに使って、頑張ってね」 「はい、頑張りますっ」 美咲は軽く手を挙げて、出て行く。智子は美咲の後ろ姿を見送ると、再びテーブルを拭き始める。。 「…」