「あ、もう!香乃どこに行ってたの!?」

「ごめん、ちょっと…」


クラスの皆のところに戻ると、

あたしが運んでいた
ダンボールがすでにそこにあって。


「…………」


もう、置いてある…


香乃がキョロキョロと
周りを見渡した。


…あれ?


「ねぇ、中山くんは?」

「さぁ…男子が何人かで薪拾いに行ってるからそこじゃないの?」


薪拾い……

お礼、言いそびれちゃったな。


「あ、香乃。そこの人参取ってー」

「あ、うん」