伊「あぁ、流石だ。
頭が良いな、ローズは。
だが……もう一つ問題がある」
クラフは私の頭を撫でながら、
そう言った。
伊「王家が吸血鬼という事実を公表すれば、間違いなく国外にも広まるだろう。その事については、王は気にしていないのだが………
ミァトーク王国の隣国は……」
蒼「サイートルド王国…………」
そういう事ね……
ミァトーク王国の隣国、サイートルド王国の王家の種は、吸血鬼が天敵の狼族。簡単に言えば、狼人間。
ミァトーク王国の王家の種が、明かされれば、間違いなく………
蒼「国民を交えた、
隣国との全面戦争が起こる…………」
伊「そういう事だ」
そう、クラフは呟いた。
悲しそうに……


