❤️混血の姫❤️


………………


伊「もう大丈夫だろう。
立てるか?」


蒼「立てるわよ!」







私の血を、たっぷりと飲みやがったクラフが笑ながらそう言う。


勢いで「立てる」って言ったけど……
腰が抜けちゃって立てないのよね……

……アハハ(汗)

どうしよう
これ、言ったら絶対バカにされるパターンよね?



はぁ………どうしよう。




考えていると、身体が突然持ち上がった。







蒼「きゃっ………!!?」

伊「立てないんだろ?
変な意地を張るな。頼れ」







クラフが横抱きにして持ち上げたのだ。つまり、お姫様抱っこ。そして、あろうことか、そのままソファに座ったのだ。


なんてことするの!?
恥ずかしいし、心臓がバクバクいってるのよ!







蒼「じ、自分で座れるわ/////
下ろしてよ」

伊「イヤだ。
このまま説明する」







ちょっと、待った!!
口調が可笑しくない?


なんか、子供っぽくなったんですけど……
威圧感?が消えたんだけど……


ていうか、







蒼「なんの説明よ」

伊「さっきの症状と、俺の事について」

蒼「あぁ、あのむず痒いやつね」






「そっ、それそれ」そういって、私を横抱きにしたまま話し出すクラフ。

あー、下ろしてくれないのね。いいわ、諦める。





伊「まずは、あの症状から……」






要約すると、
初めて吸われた人は、一定の量を吸わないと毒?が回って、最悪死ぬ。その時の症状があの、内側が痒くなるような感覚らしい。




蒼「そう」


伊「驚かないんだな」


蒼「大体予想はしてたわ」






そう言うとクラフは笑って、話しを続けた。