………………
伊「もう大丈夫だろう。
立てるか?」
蒼「立てるわよ!」
私の血を、たっぷりと飲みやがったクラフが笑ながらそう言う。
勢いで「立てる」って言ったけど……
腰が抜けちゃって立てないのよね……
……アハハ(汗)
どうしよう
これ、言ったら絶対バカにされるパターンよね?
はぁ………どうしよう。
考えていると、身体が突然持ち上がった。
蒼「きゃっ………!!?」
伊「立てないんだろ?
変な意地を張るな。頼れ」
クラフが横抱きにして持ち上げたのだ。つまり、お姫様抱っこ。そして、あろうことか、そのままソファに座ったのだ。
なんてことするの!?
恥ずかしいし、心臓がバクバクいってるのよ!
蒼「じ、自分で座れるわ/////
下ろしてよ」
伊「イヤだ。
このまま説明する」
ちょっと、待った!!
口調が可笑しくない?
なんか、子供っぽくなったんですけど……
威圧感?が消えたんだけど……
ていうか、
蒼「なんの説明よ」
伊「さっきの症状と、俺の事について」
蒼「あぁ、あのむず痒いやつね」
「そっ、それそれ」そういって、私を横抱きにしたまま話し出すクラフ。
あー、下ろしてくれないのね。いいわ、諦める。
伊「まずは、あの症状から……」
要約すると、
初めて吸われた人は、一定の量を吸わないと毒?が回って、最悪死ぬ。その時の症状があの、内側が痒くなるような感覚らしい。
蒼「そう」
伊「驚かないんだな」
蒼「大体予想はしてたわ」
そう言うとクラフは笑って、話しを続けた。


