“一緒にず~っと居ようね!”
優芽と互いに誓ったあの約束は
簡単にも裏切られてしまうのか?
優芽の両親画泣きはらした腫れぼったい目で
俺を見つめて語り始めた。
「あの子は…優芽はあなたと付き合いはじめて
もの凄く変わったわ?
なんて言うのかしら…明るくて
ハキハキするようなそんな子になったの。
今あなたは変な後悔をしたでしょ?
そんな自分を責めないで?
事故は相手の不注意だったわ?
あなたとは公園で待ち合わせだったんでしょ?
多分向かってる途中に事故に遭ったのよ。
あなたと出逢えてあの子は凄く幸せだったと
思うわ?あの子に変わってお礼を言わせて?
ありがとう。
優芽に恋を…大切な者を教えてくれて
ありがとう!」
優芽のお母さんはそう言って優芽の
頭を優しく撫でながらまた泣いた。

