いつも通り二人でこっそり会っていた
公園で待ち合わせの時間に俺は向かった…


学ランのズボンにいれているケータイが
鳴り出した。


メールではなく電話。


相手は優芽。



「今こーえん向かってるぞ?」

「あの…槙田優芽さんのお知り合いの方ですか?」


優芽の声じゃねー知らねー女の声。

だ、誰だ!?

「あの…槙田優芽さんのケータイを開いたら1番にあなたの番号がありましたので連絡させてもらいました。」

「はぁ…。。?」

「わたし、都内にあります“総合病院”の者ですけど…」

総合病院…?
今、、この電話の女そう言ったか?
き、聞き間違いじゃないか!?


「槙田優芽さんが先ほど都内で事故に遭われまして、この総合病院に搬送されました!
今は集中治療室で処置を行っています。
大変重傷です。すぐにこちらにこれますか?」


ゆ…優芽が…
事故??

「あの…「すぐに向かいます!ピッ!」


俺は無我夢中で向かった。