「……………と言うことです。
皆さんルールを守って楽しみましょうね。
では最初に班決めに移りますが…
男女三人ずつで班を作ってください。
大体、15分ぐらい時間取りますね。」
先生のその言葉にみんながガタガタと立ち始めて教室は一気に騒がしくなった。
「みっちゃん、一緒になろーっ」
紗友里ちゃんがそう言ってくれたので私は何度も頷いた。
紗友里ちゃんとなれたし…
凛花のことも誘いたいな。
「みっちゃん、凛花も誘おうよ。」
「うっうん!そうだね!」
でも凛花人気者だから凛花となりたい人沢山いそうだし…
それに凛花だって、私よりもなりたい人がいるかもしれないじゃん。
それなのに誘ってもいいのかな…
誘われたら断りにくいもんなぁ…
……………って駄目駄目!
だからこのネガティブ性格が駄目なんだってば。
目指すのはポジティブ性格。
凛花となりたい人が沢山いるかもだけど、私だってその一人だもん。
だから誘ったっていいじゃん!
「り、凛花っ!
班…紗友里ちゃんと一緒なんだけど…
凛花も一緒にならないっ?!」
「………………」
私言えたよね?!
変じゃなかったよね?!
なんで凛花何も言わないの?!
やっぱり私何か変だった?
「……いいよっ一緒になろう!
私もみっちゃんのこと誘ってみようと思ってんだ!」
笑顔でそう言ってくれたのでほっとして私も笑顔で返した。

