「なのに二股かぁ....」 希恵は腕を組んで考え込んでしまった。 『俺、瑞希のこと好きだ。』 『ずっと側にいろよ?』 『瑞希は、俺の大切な彼女だから。』 生暖かいものが私の頬を伝った。 思い出せば、思い出すほど.... 私は、南風先輩を好きでいる。 きっと...簡単には忘れられないくらいに。