「瑞希、また明日ね!」 私の友達、川口 希恵が笑顔で私に手を振る。 「あ、3ヶ月おめでと。今日は真っ直ぐ南風先輩の家ですか?」 ニヤニヤと笑いながら胸のまえでハート型を作る希恵。 「んなわけないでしょ?」 「はいはい、お幸せに。」 希恵が帰っていって、私は教室に一人っきりになった。