ぴよぴよ、ぴよ... 小鳥の鳴く声の目覚まし時計。 ....止めたくない。 このまま、目が覚めなかったら? 昨日のことは夢で終わるかも知れない。 なんて....そんな馬鹿な。 私は黄色の目覚まし時計の時を止めた。 はぁ...くよくよしてても始まらない。 メソメソなんて、そんなの私じゃない。 「よしっ...」 私は、忘れる。 南風先輩のこと。 それで、新しい人を好きになる。 これでいいんだ。