「あの、良かったらメールください」 アドレスが書いてるであろう紙を差し出した 「状況見てわかんねぇの?」 慧の声でさえ頭痛くなってきた 慧の対応に少し驚くキャーキャー集団 なんかもう、香水の匂いがキツすぎて頭痛い… 「俺、急いでんだよ。おい、凜奈」 頭痛すぎる…無意識に慧のシャツを握り締めていた 「ごめん。大丈夫…」 えっ… 「素直に言えよバカが」 慧に抱きかかえられて キャーキャー集団を無視して通り過ぎ 車で そのまま病院に向かった