心の声


(木村さんいつも忘れ物ばっかり

だから、いじめられちゃうんだ)

(木村のアホがいじめられたんだ)


(いじめたのは、鈴木だな・・)


(こわ~い、自殺なんてバカげてる)

(あ~あ、めんどくさい

早く帰って宿題したいな)

(先生にチクったのだれ!

次はそいつをいじめてやる!)

す・・鈴木さん・・

真唯は怖くなった

(私もいじめられないように

鈴木さんと仲良くしようかな)


しばらくして、真唯の声がした

(木村さんかわいそう・・・

死にたいなんて、よっぽど

悲しかったんだ

どうすればいいの?

神様おしえて・・

木村さん、がんばって

木村さんは絵が上手じゃん

鈴木さんだって、やさしい子

ウサギのお世話いっぱいしてるし

ふたりに仲良くなってほしい・・)


真唯はあ然とした

なんと・・みんなの口から

黒いススのような煙が出ていた

そして

真唯の口からだけ

きらきら光るひかりが出ていた

黒いススも

ひかりも

木村さんを包みこむように

流れていき

やがてひかりは

ものすごい勢いでススをとかし

木村さんはひかりに包まれた