「雪音ちゃん、どーかした?」 目の前に座っている子に心配された。 「顔、真っ青だよ?」 「ううん、なんでもないよ!」 雪音は必死に取り繕った。 「ごめん、ちょっと電話してくるね」 瑠佳にそう言って雪音は席を立った。