私に近づいてきた真凛は
私の目線の先のひとへと視線を向ける。
「...えっ!?み、み、光希!?」
その大きな言葉で我にかえる。
そう、目の前には私の愛したひと、
死んでしまったはずの光希の寝顔が...
また、会えたんだね。
なーんて、あるはずないじゃん
似てるだけで、光希なわけがないよ。
でも、やっぱり似てるなぁ。
私はベットの高さにかがみ、じっくりと
顔をみていた。
『あ』
顔と顔との距離が10㎝くらいになったとき
この人の目が開いた。
私を眠そうな顔で、ジロジロと見ている。
「寝込み襲うなよ」
そうニヤっと笑った。


