愛してとは言わないから




「ベッドで寝ろ。いいな?俺はなんか適当に作ってくるから」



「ほんとに、いいよ?悪いよ」



「病人が余計なこと考えるな。いいから寝てろ」



少し突き放すような言葉に渋々従う。



なんだか、本当に至れり尽くせりで申し訳ない。



ベッドの中に、入ればまた驚く。


明らかに素材はシルクであろうシーツ。


ふっかふかな感触のマットレスに枕。


思わず顔を埋めてしまう。


おまけに、一之瀬くんの柔らかい匂いがして変態みたいだけど嗅いでいると落ち着く。



段々と眠くなってきて、いつの間にかわたしは意識を手放していた。