愛してとは言わないから




「コンタクト、つけてみたら?」



「え、別にいいよ。変えたってそんなに変わらないし」



「そんなことねぇよ。それを思ってんのは案外自分だけだったりするんだよ」



一之瀬くんは眼鏡をテーブルの上に置きながらそんなことを言う。



「まぁ、それはのちのちでいいか。とりあえず、お前は寝ろ。ベッド、そっちにあるから」



「ソファでいいよ?」


わたしの返答に眉間にシワを寄せる一之瀬くん。