「くだらねえこと考えんなよ。世の中には理由無しでできることもあんだから」
わたしの頭をそっと撫でながらそう言った一之瀬くん。
「ほら、風呂沸いたから入ってこい。体温めねぇと風邪が悪化すっぞ 」
そう、優しく背中を押されお言葉に甘えることにした。
一之瀬くんの家のお風呂はやっぱり広くてガラス張りのお洒落な造りだった。
丸くて大きなお風呂はジャグジーで、そこに浸かって夜景が楽しめるようになっていた。
「すごい…」
こういうのもなんだけど、うちは普通よりはすこし経済的に余裕のある家庭だった。
けど、一之瀬くんのお家を見て上には上がいるのだなと改めて思った。
シャワーを浴びて、そっとジャグジーでブクブクとしている湯船につかる。
「うわぁ……!気持ちいい」
適度に刺激される肌は本当にちょうどよく気持ちがいい。
