自由人女子に一目惚れした天真爛漫ヤンキー




ありすに抱きついて必死に涙を我慢するけど、感情は隠し切れずに溢れてくる。


両手で目を隠すあたしの頭を諒哉が慰めてくれるように撫でる。


支えてくれる人がいるって幸せだ。



「諒哉の彼女ってこんなに泣き虫だっけ?夏芽より泣いてるぞ」

「可愛いだろ〜!気ぃ強いくせに泣き虫なんだよ!」

「音瀬も諒哉もうっさい…!」

「卒業式って寂しいもんね」


笑ってくれるありすにあたしは頷く。



友達なんて、今までロクに出来たことなかったけどあたしは優しくて良い友達に出会えた。


初めて話し掛けられた時は、正直うざったく感じたけど、今は掛け替えのない存在で………



「ありす……友達になってくれて、ありがとう」

「ううん。こちらこそ、あらがとう!あの時、勇気出して話し掛けて良かった〜♪」

「ありすが話し掛けてくれなかったら、友達なんて知らずに生きてた。ほんとに……ありがと」

「もう、蘭子ちゃん大好き〜!」


あたしも同じ気持ち。


わざわざ、卒業式来てくれてありがとう。


ほんとは一緒に卒業したかったけど、ありすが幸せな家族に恵まれてるから、これで良かったのかもね。