バイトのない日は、ありすんちに行って会うようにしてる。
すごくデカイ一軒家。
音瀬も暇さえあればマメに行ってあげてるんだって。
ありすのお母さんは、いつも優しくあたしを出迎えてくれる。
「毎日毎日ごめんね。ありがとう蘭子ちゃん!」
「いえ……こちらこそ頻繁にすいません…」
「全然いいのよ!むしろ、蘭子ちゃんが来てくれた方が笑顔を見せてくれていいの」
「そうなんですか……ありがとうございます」
2階に上がった突き当たりの部屋がありすの部屋。
数回ノックすると弾けるような笑顔で、ありすが出て来る。
元気そうで何より。
「蘭子ちゃん!来てくれてありがとう♪」
「ううん。どう?調子」
「前に比べると全然いいのっ!もう6ヶ月入ったし安定してるみたい!病院でも順調って言われてるの」
「それは良かった」
大きくなったお腹は、ほんとに命そのものを表してる。
ありすの部屋の壁に貼られた赤ちゃんのエコー写真。
生きてるってすごい……。
隣でありすも嬉しそうに、写真を見詰める。

