思わぬ蘭子の反応に俺翻弄されまくってる。
カッコわりぃ。
電車では、ほとんど何も会話なくて。
電車を降りてからやっと話した。
「降ってんな~。傘買ってくか」
「コンビニ近くにあるの?」
「……コンビニより俺んちの方が近い」
「走る?」
「走れるか?手離すなよ?」
小さく頷いた蘭子の手を握って、また雨の中を走った。
もちろん、蘭子が着いて来られるだけのスピードで。
家に着いた時はもう二人ともびちゃびちゃ。
玄関はびしょ濡れ。
「待ってて!今、タオル取って来るから!」
「うん。ありがと」
リビングを抜けて風呂場まで走って、バスタオルを2枚取った。
早く拭かなきゃ蘭子が風邪引いちゃう!!
「はい、拭ける?」
「それぐらい出来る。……くしゅっ」
「蘭子ぉぉぉ!!」
「……うっさいな」
風邪引かないでー!!!

