自由人女子に一目惚れした天真爛漫ヤンキー




【蘭子side】



校内を歩いてると、ここ最近腑に落ちないことが一つある。


2年生のフロアにやたらと1年生のチャラそうなのが多い。


1年か2年かは、ブラウスに付けてるバッチ一つですぐ分かるし。


トップ2年生なのによく怖くないね。


………度胸は認める。



「……ちょっと!!」

「ん?あっ、ちょ…」


ぐいっと小柄な女の子に手を引っ張られ、強制的にトイレへ。


うわぁ~……呼び出しってやつ?


あ、でもこの子………諒哉の幼なじみ。


「舞のこと分かる!?」

「うん。諒哉の幼なじみ…」

「違う!!諒ちゃんの幼なじみ兼婚約者なの!」

「あ……そっ」


めんどいのに引っ掛かったかも………。


てか、諒哉とケンカ中じゃないの?


この間泣きながら廊下走ってたから。


「アンタのせいで諒ちゃんに嫌われちゃったじゃない!!横取りしないでよっ!」

「は?あたしのせい?」

「当たり前でしょ~!!舞のっ……舞だけの諒ちゃんだったのに……。アンタなんて大嫌い!!」


また涙を浮かべて走ってどこかに行ってしまった。