昔からアイツは一回いじけたら長かった。
俺らと遊んでて、気にくわないことあったらずっと公園のブランコでいじけてたり。
そん時に俺が甘やかしてたから、きっと俺になついたんだろーな。
あぁ………困った。
「諒哉?」
「ん?蘭子~♪どうした?会いに来てくれるなんて珍しいなっ」
「アンタの幼なじみ………走って泣いてたよ」
「あ~……放っといて。あれ、いじけてるだけだから」
「そっ」
短く返事をして、くるりと背中を向けてしまう。
ええっ!!
まさか、それだけ伝えるために…?
「ちょっと待って蘭子!」
「…チャイム鳴るから戻る。たまたま見掛けたから報告しに来ただけ」
「やっぱさ、蘭子って何気優しいよな」
「うっさい。バカ諒哉」
「ははっ!照れてる~!」
頬をぷにっとつねれば、顔を真っ赤にして両手で覆う。
んー可愛い!
「舞のこと……蘭子は気にしなくていいからな?」
「うん。分かってる」
「それならいい」
それに舞が蘭子に嫌がらせでもしたら、たまったもんじゃない。
好きな子傷付けられんのは腹立つし。
困ったな、ほんと。

