落ち着いた様子の蘭子は、俺の指先に指を絡めながら遠慮がちに聞いてきた。
耳赤くなってますけど。
「誰……あの子?」
「俺の幼なじみ。前に蘭子が俺んち来た時に見た写真の女の子」
「可愛いね、普通に」
「まだ妬いてる?」
「妬いてない。ただ……諒哉にくっついてたの少しだけ腹立った」
それを妬いてるって言うからね。
冷静そうに見えて意外と嫉妬深い俺の彼女。
でも付き合う時に約束したもんな。
絶対に浮気しないって。
だから、俺は絶対に浮気しない!
「出来れば……あの子とくっつくの、もうやめてほしい…かも」
「やめる。幼なじみなのに、ちゃんと止められなかった俺も悪いから」
「ん……ありがと」
「いーえ!これで蘭子が満足するなら、いくらでも」
次、舞がベタベタしたらハッキリ言おう。
彼女が嫌な思いするからって。
じゃなきゃ俺は彼氏失格だ。

