失った信用を取り戻すのは難しい、なんてよく言ったもんだ。
あれから、蘭子は俺に会う度目を反らす。
どうしても蘭子に嫌われるの嫌で、大地に舞をなすり付けてからC組に来た。
「蘭子。俺とお話しない?」
「話すことねぇよ」
「桜井くん。蘭子ちゃんがとても激おこなのですが……」
「参ったな……。ありすちゃん、蘭子借りていい?」
「はい!全然!」
休み時間、半ば強制的に蘭子を教室から引っ張り出し屋上に連れてった。
もうすぐ次の授業のチャイムなるけど関係ない。
今は蘭子の側にいる方がよっぽど大切。
「離してっ……」
「ヤダ。俺、蘭子に嫌われることが一番ヤダ!」
「嫌ってない……。別に…あたし諒哉の2番目でもいいし…っ」
「そんな悲しいこと言うなよ……」
泣きそうに空を仰ぐ蘭子を抱きしめた。
「俺が蘭子の一番でいたいな~」
「……あたしも」
座って俺の脚の間に座らせて、後ろから抱きしめる。
蘭子も金髪染め直したな~って。
サラサラの髪を指ですく。

