3月になって少し暖かくなった屋上で、3人で授業サボり。
タバコの煙を吹かす大地から、ちょっと離れた所に俺と銀たん。
だって、タバコの匂い蘭子が嫌がるから。
「明日……ありすにお返ししなきゃだな。お前もう買った?」
「は?何が?」
「3月14日」
「ホワイトデー!えっ、明日か!?」
「諒哉まさか………」
「大丈夫!今年はもう買ってあるから」
一昨日ぐらいにちゃーんと準備してあるんだな、それが!
蘭子のために俺、真剣に選んだんだからな。
喜んでくれるといいな~って。
「銀たん何買ったの?」
「アイツが前に欲しがってたウサギの抱き枕。一万近くしてビビった」
「ははっ!それ買う時、恥ずかしかったパターンだろ?」
「図星。値段より何より、ウサギの抱き枕抱えてる俺自信が恥ずかった」
銀は絶対にお返しとか、そうゆうのしないヤツだったのに。
ありすちゃんにベタ惚れしてから、かなり人間性変わったと思う。
彼女って存在すげーな。
冷徹男子ってあだ名もいつか無くなりそう。

