「骨折ですね」
医者がレントゲンをペタッと貼りながら静かに言った。
左手人差し指と、あばらの骨折だって。
前に骨折してた部分が悪化して、さらに折れた骨が増えたらしい。
諒哉のバカ!!
「この原因はなんだい?」
「若気の至りってヤツですかねぇ~!」
「それによく痛み堪えたね?相当、痛かっただろう」
「かなり!でも……コイツの顔見たら吹っ飛びました」
「バカじゃないの?頭も検査してもらえば?」
そんなあたし達のやり取りを見て、クスクス笑う看護婦さんと医者。
恥ずかしい………。
「それにしても。奥さんに迷惑かけるのは程々にね」
「お、奥さん…?」
「大変だろう?君も旦那としてしっかり奥さんを支えてあげるんだぞ」
「はい!頑張ります!」
そこ、否定しろよ。
夫婦に間違えられるって、どうゆうこと!?
ニヤニヤしてあたしを見上げてくる諒哉にイライラ。
ケガ完治したら覚えとけ。

