控え室に戻り、着替えをした。 今日はTシャツにパンツ。 そして、唯ちゃんからもらったピアスを久しぶりに付ける。 腕には、会社のみんなからもらったお守り付き開運ブレスレット。 ワックスで髪を整え鏡を見ると、いつもの碧が俺を見ていた。 何の迷いもないその瞳。 力強いその瞳。 俺のモードは、碧へと切り替わる。 さぁ、行くぞ。 唯ちゃんのために、会社のみんなのために、そして、キングのために。 最高のステージを見せてやる。 俺は碧。 Fの碧。