「とにかく!
俺たちは全力で蒼をサポートするから、大船に乗った気でいろよ」
ニヤニヤ笑いの玄が碧の肩をぽんぽん叩く。
そんな玄の言葉に、
「賢一がいると泥舟だよ」
肩を落とす碧。
「仕方ないよ。
俺たち、どう頑張ってもギャググループだから」
「……俺もギャグか?」
「うん、優弥は存在自体ギャグ」
「蒼……てめぇ……」
何だか、本当にギャグのような喧嘩が勃発する。
あたしは夢でも見ているのだろうか。
あの、かっこよくてセクシーで、クールなFがギャググループだなんて。
あぁ……
頭がくらくらする。
あたしはふらつきながら、スタジオへ戻っていった。



