続・危険なアイツと同居生活





あたしは固まっていた。

そして、身動きが取れないまま店長を見る。




「二人でスーパーにいるところ、何回も見てるよ」




店長、知ってたんだ。

知っててわざと……




「まぁ、店長ったら意地悪」




坂田さんは笑っていて。




「君も大概意地悪だよ」




店長は涼しい顔で坂田さんに言った。




まさか、坂田さんまで知っていたの!?

あたし……

色々恥ずかしいし、後悔だらけだし……






「失礼します!」




そう言って控え室に飛び込んだ。






蒼、ごめんね。

あたし、蒼をすごく傷つけたよね。

蒼がまっすぐにあたしを愛してくれたように、あたしもまっすぐに蒼を愛さないと。