情熱的な『白夜』のあとは、お決まりの自己紹介。 そして、二曲目、MCと続く。 あたしはFに狂わされ、骨抜きにされ、頬を染めてステージを見つめる。 少し伸びたオレンジ系の髪から覗く、左耳のピアス。 狼のように細められた瞳。 そして、色気漂うその口元。 いつも近くにいるのに、ステージの上の彼はいつもの蒼ではない。 その全てが愛しくて、そして眩しい。