「唯!!」 不意に近くで声がした。 声のする方を見ると、そこには芽衣とハルが立っていて。 ニコニコ笑ってあたしを見ている。 蒼じゃなくて、あたしに用事? 何だろう。 そのわざとらしい笑いが何だか不気味だ。 なに? そう言いかけたとき、 「唯、学祭のライブに出ない?」 信じられない言葉を吐いた。 「はっ……はぁぁぁあ!?」 あたしは大声で叫んでいた。