「ちょっと狭いとこだけど…入って…」 「…おじゃまします」 大丈夫…大丈夫…なはずだ… フィギュアは完璧に隠したし… 一応掃除機もかけたし… 「あっ」 「なっ、なに!?」 「この写真に写ってるのって 早坂くん…だよね?」 「あ~…うん、1年の学祭の時のやつなんだけど 俺のクラスは逆メイド喫茶やってさ 男子がメイドやらされてさ~ なぜか紫音が張り切っちゃって」 「だから早坂くん、メイドの格好してるんだね」 「女子に負けねぇくらい化粧バッチリだろ?」 「ふふっ、なんか早坂くんらしいねっ」