「早く…冷めちゃうから…それとも口移しがいい?」

「!?けけけけ結構です!」


信が言ってはいけないことを言ったので由季は熱があるのに顔を赤くした。


「それなら早く…」

「うぅ……パク」

由季は観念したようにお粥を口に入れた。

「お、美味しい…」

「だろ?」

由季が口をもごもごさせながら呟いた。