――――ガチャ…
「涼しい…」
さっき走って屋上に来たためホッと一息をつく
。そして回りを見ると信が椅子に座って空を見上げていた。
「信?」
私が歩み寄ると信はゆっくりと顔をこちらに向ける。
「由季……」
「フフ…ごめんね…さっきは…お化け屋敷苦手で…」
私は小さく笑い信の前に出た。
すると信は私の背中に手を回した。
「?信?」
私が驚いて信を見ると信は小さく呟いた。
「良かった…由季がどこか行きそうで少し怖かった…」
「信……」
私は信の頭をなでた。
「信可笑しい…」
「え?」
信は驚いたように私の顔を見た。


