天然無自覚と俺様くんの同居

――ガチャン…

屋上へ出ると空は少し曇っていた。

私が目線を泳がせていると目的の人物が私の目線先にいた。


その人の目線は空へと続かれていた。

「羽柴くん?」

私は遠慮がちに声をかけた。

「あぁ…由季ちゃんどうしたの?」

羽柴くんは私の声に築き私の方を向いた。

「あの…昨日のことで…」

「あぁ…昨日のこと?メアドは謝らないよ?」


え?そう来るの?それに謝らないって…。

羽柴くんがその場に座ったから私もその場に座った。