「そうなんですか~ふーん」

羽柴くんは興味深そうに頷いた。そして二階堂くんに近づいて…

「よろしくお願いします♪二階堂くん」

羽柴くんは二階堂くんに手を伸ばした。
二階堂くんは無表情で握手をした。


「あ!二階堂くん!!早くしないと遅刻する!」


私はそう言うと先にてくてくと歩き出した。


後ろで羽柴くんと二階堂くんが何か話していた。その言葉は私には聞こえなかった。

「二階堂くん!早く~!」