私はしばらく唖然としていた。

二階堂くんはゆっくりと起き上がって私を見た。


「な、何?」

―――ムギュュュ

「い、いひゃい!(い、痛い)」

私を見た。そして急に頬をつねる。

意味が分からないでしょ?


「夢じゃない…か」

「夢じゃない?」

その言葉に少し私は疑問を持った。