天然無自覚と俺様くんの同居

「の、乗る…」

私は顔を赤くして頷いた。

二階堂くんはクスッと笑うと私と一緒に観覧車に乗った。


乗ったのは良いがお互いに無言だ。

「………き、綺麗だね…夕日…」

「そうだな…」

由季は話題を出したがそれは呆気なく終わった。

「綺麗だな…」

「うん…」

「分かってる?お前のことだよ?」